れんこん豆知識

     
【蓮根】
 れんこん/ハス科ハス属
 アジア・オーストラリア原産

 はすが大陸から渡ってきた歴史は古く、「古事記」や「万葉集」・「常陸風土記」(713)・「延喜式」(927)に記されています。
 その中でも「常陸風土記」には、「神世に天より流れ来し水沼なり、生ふる所の蓮根、味いとことにして、甘美きこと、他所に絶れたり、病有る者、この蓮を食へば早く差えて験あり」とあり、当時すでに食べられていたようです。

   日本では、はすと言うと仏事の花というイメージが強いのですが、インドでは生命の創造・多産を象徴するめでたい花と言われています。


「はす」は植物名であり、葉や花、実や地下茎・地下肥大茎の全部を言います。
「れんこん」は、はすの地下肥大茎の部分を言います。

 はすの花が散った後に残る花托(かたく)がハチの巣によく似ていることから「ハチス」と呼ばれ、
それがつまって「はす」となったようです。

 はすは水田で育つため、葉から地下茎やれんこんである地下肥大茎に空気を送らなければなりません。 その空気の通り道(通気孔)として穴が空いています。
 茎が付いたままのれんこんの先端にある芽を切り落とし、れんこんを水の中へ沈めて茎から息を吹き込むと芽を切り落としたところから空気がプクプクと出てきます。

 真ん中に1個、その周りの穴は子れんこんで7個または9個、親れんこんで9個、大きく育ったものだと11個の場合があります。周りの穴の数は奇数がほとんどです。

 穴があいていることから「先が見通せる」として縁起がよいとされ、おせちなどお祝いの料理に使われます。

 本当の旬は完全に生育が終わる10月下旬頃です。
 ただし、生育が完全に終わった後はれんこんが休眠状態に入りますので冬の間はさほど変わらず頂けます。


写真1

 まず、れんこんが土の中でどのように出来るかご存じでしょうか。実はれんこんは縦ではなく横向きに出来ます。 そして、じゃがいもを植えてじゃがいもが出来るように、れんこんも種れんこんを植えてれんこんが出来ます。

 写真1が掘り上げたままの状態です。これを田んぼに植え付けします。

写真2

 写真1と違うれんこんですが、5月下旬頃に掘り上げたのが写真2です。
親、子、孫れんこんそれぞれの先端から地下茎が伸び、途中の節から葉が出ています。
写真右下の○印を拡大すると・・・

写真3

 このように節のところから葉が出て、それぞれ副芽が出ます。

 ある程度の時期までは、葉を出して副芽を分岐させながら本芽を伸ばしていき、以後は徐々にふくらみ始まってれんこんが出来ていきます。


掘り上げてから移動する時に地下茎の元の部分を折っちゃいました(^^;)


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